怒涛の11月30日のことを続けて報告。
菌ちゃんの最後に少しだけ中座させてもらい、そのまま北九州市の北橋市長と面会してきました!
今回、同日に「食の安全を守る人々」の映画上映で北九州市に来訪されていた元農水大臣の山田正彦さんに同伴いただき、北橋市長と各担当部署のみなさまにご同席いただけるという貴重な機会をいただき、
北九州市における有機給食や有機農業について、大変僭越ながら進言させていただきました◎
まずはプロジェクトについてと、フランスなど世界の先進例から韓国の有機給食の現状(今年からソウル市内の全小中高でオーガニック無償給食がスタートしている)や、国内の今治市やいすみ市等の取り組みや経緯を解説しました。
市長はこのムーブメントに驚きがあったようでした。
まずは上記の先進事例について状況を把握したいとのことで、農林水産部から市長へ後日報告されるようです。 またゲノム編集作物や遺伝子組み換え作物への懸念についても少しお伝えしましたが、
遺伝子組み換え作物の健康への影響について山田先生からも専門的な解説をいただき、
市長も「自治体としてより良いものを給食で使うべき」という見解を口にされ、
「食の安全」が未来への投資であることの理解と共感をいただきました。 また、有機給食を導入するうえでのハードルとして、「コストの割増」についても意見交換できたことが大変有意義でした。
通常導入後はじめは平均で2割ほど高くなりようです。
そこを自治体で補填しているケースが多いことを山田先生より解説。 すると市長から興味深いお話がありました。 以前に市長が若松の有機農家さんを視察した際に、学校給食への納入について対話され、
その際農家さんから「地力がつくと生産できる、十分(給食への有機作物の納入も)やっていける、
農薬や化学肥料を使わなくなるため結果的にはコストも安くできる」という意見をもらったとのことで、
有機農業でゆくゆくは給食のコストカットができる可能性を市長が理解してくださっていることに、胸熱でした。 事実、有機給食導入や米飯を増やすことで、給食費減となったという自治体もあります。 いすみ市の先進例にも関心を寄せてくださり、
「様々なハードルはあるが、まずは地産地消を高め、そして1年に1度の企画であったり、
小さな地域でのモデル校を作ったりということなら取り組めそうだ、勉強させていただきたい」
という大変前向きな回答でした。 国が現在進める「みどりの食糧戦略システム」についても、北九州でどのように取り組めるか検討したいという言葉をいただけました。 最後に「このように(食の安全を願う)お思いの保護者が多いということですね」と質問をもらい、
強く「そうなんです!!!!!!」とお返事しました。
市長も担当部長さん方も反応が良かった上に、前向きな発言をいただいて、
緊張の塊だった私たちとしてはとにかくほっとしましたし、ありがたい時間でした。
まずは伝えることから、大きな一歩を踏み出せたと思います。
今後も農家さん方や担当部署の方々に相談しながら、少しずつでも着実に声を届けて実現していきたいです。
長くなりましたが以上報告です◎
ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!!
そして今後ともよろしくお願いします
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